株式会社アクアプラス(AQUAPLUS)は、1994年10月3日に設立された日本のゲーム開発会社であり、家庭用およびPC向けゲームの企画・開発・販売を主な事業としています。本社は大阪府大阪市淀川区宮原四丁目5番36号に位置し、東京オフィスは東京都新宿区西新宿三丁目2番4号に構えています。資本金は6,100万円で、代表取締役は三上政高氏が務めています。

事業内容

アクアプラスは、ゲームソフトの企画・開発・販売に加えて、音楽・映像コンテンツの原盤制作・販売、音楽スタジオの運営、音楽著作物の管理、グッズの制作・販売など、多岐にわたる事業を展開しています。特に、一般向けの「AQUAPLUS」ブランドと、アダルトゲームブランドである「Leaf」を擁し、多彩なジャンルのゲームを提供しています。

沿革

  • 1994年: 兵庫県伊丹市にゲーム・音楽制作会社「有限会社ユーオフィス」として設立。
  • 1996年: 社名を「株式会社アクア」に変更し、株式会社へ移行。
  • 1997年: 社名を「株式会社アクアプラス」へ変更。
  • 1999年: AQUAPLUSブランドで、PlayStation用ゲーム『ToHeart』を発売し、コンシューマーゲーム市場に参入。
  • 2002年: 飲食店事業へ参入。
  • 2013年: コミックとらのあなを傘下に持つユメノソラホールディングスと資本業務提携。
  • 2022年: ポールトゥウィンホールディングスの子会社であるHIKEの子会社となる。

主要取引先

アクアプラスは、以下の主要企業と取引関係を持っています。

  • 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
  • 任天堂株式会社
  • 株式会社トーセ
  • キングレコード株式会社
  • 株式会社セガ
  • 合同会社EXNOA
  • NIS America, Inc.
  • 株式会社ハピネット
  • 株式会社ヴューズ

ゲームソフトの開発・販売

アクアプラスは、数々のヒット作を世に送り出してきました。代表的な作品には、『ToHeart』シリーズ、『うたわれるもの』シリーズ、『ティアーズ・トゥ・ティアラ』シリーズなどがあります。これらの作品は、深いストーリー性と魅力的なキャラクターで多くのファンを獲得しています。

音楽・映像コンテンツの制作・販売

自社のゲーム作品に関連する音楽や映像コンテンツの制作・販売も手掛けています。関連企業であるフィックスレコードを通じて、サウンドトラックやキャラクターソングのリリースを行い、ファンに高品質な音楽を提供しています。

音楽スタジオの運営

大阪本社内に音楽スタジオ「STUDIO AQUA」を運営しており、関西のインディーズアーティストをターゲットとしたスタジオとして機能しています。また、自社のゲーム音楽の収録もここで行っています。

グッズの制作・販売

ゲームキャラクターに関連する各種グッズの制作・販売も行っており、ファンのニーズに応える多彩な商品展開をしています。

経営理念とビジョン

アクアプラスは、「お客様」をはじめ、「会社」、「上司」、「部下」、「関係各位様」、「家族」、「自分」、「地域」、「社会」、「未来」の十方を喜ばせることを企業理念としています。また、「先に喜ぶサービスを提供し、後に利益を還元する」という「先喜後利」の精神を掲げています。これらの理念のもと、地域から愛され、必要とされる笑顔あふれる会社を目指しています。

社会貢献とSDGsへの取り組み

アクアプラスは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、「すべての人に健康と福祉を」、「安全な水とトイレを世界に」、「働きがいも経済成長も」、「住み続けられるまちづくりを」の4つの課題に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、社会的責任を果たし、持続可能な社会の実現に貢献しています。